もちもち

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2024.08.04

今使っているNikonFとの出会いは、もうかなり昔のこと。確か小6か中1だった気がする。 父が勤めていた会社で眠っていたカメラ。子供の頃からなぜか写真を撮るとこが好きだった私の為に持ち帰って来てくれた。 当時はあまりインターネットも普及しておらず、もちろん使い方は父も分からない。そのままずっと何年も、手元で眠らせていた。 中3の頃、父が病気で他界。奇しくもNikonFが形見のようになった。 社会人になり10年が経とうとしていた時、ふとカメラを修理してみようと思い立った。普及したインターネットの力を借りて修理先を調べ、キィートスさんにオーバーホールを依頼。とても綺麗になって返って来た。キィートスさんからは「今からこのカメラ使うんですか？」と引取りの際声をかけられた事を覚えている。 使い方を調べ、カメラが趣味の友人にもアドバイスを貰って、初めて入れたフィルムがFUJIFILM NATURA1600。とりあえずファインダーを覗いて、適当にシャッターを切ったのがこの写真。 今では日常を記録したり、重くてもお出かけに連れて行く大切な相棒。 最近は一昨年生まれた甥っ子を撮ったりして、父が見るはずだった景色を、このカメラを通して父に届けてるのかな、なんて思ったりしている。

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