Sunset set meal
君が「夕日って食べられそうだね」なんて ふざけて言うから 僕は笑った 湯気の立つご飯みたいな空が 今日も一日お疲れさまって言ってる 遠くで跳ねた魚のしぶきが 僕らに何かを伝えたくて 言葉にできないまま消えたけど それでいいよな、って思えたんだ 「帰ろうか」って君の声がして 僕はわざとゆっくり歩いてみる もう少しだけこの時間を ポケットにしまっておきたいから 太陽が沈んで夜が来ても ふたりの今日が終わるわけじゃない 「また明日」って笑えることが 何よりのごちそうだ
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