
kaz@Pinguist!黒く、角張っており、威圧感があり、いかにも神経質そうな造りの良い機械仕掛け。 例えカメラを知らない人に見せても、恐らくドイツ製だろうと。 きっとそう思わせるであろう妙な説得力がある。 フランス製には見えないはずだ。 このフリッツ野郎は私の初恋のレンジファインダー機である。 いつかはブラックコンタックス、と思いながらイワンたちとアバンチュールを楽しんでいた。 意外なことに機会はすぐに訪れる。 銀座のショーケースで見つけた彼に初めてフィルムカメラに二桁万円を注ぎ込み、幸運にも後日オーバーホールも受けることも出来た。 「初恋は実らぬもの」と古事記の昔より言われるものであるが、 取り敢えずは宜しくやっていけている。

