kaz@Pinguist!グワッシャーーンッ! フローリングの床に金属の塊を落とした音が響く。 私は顔を青くした。 たまたまリサイクルショップで丁度いい大きさのボディバッグを見つけ、大のお気に入りのカメラを入れて試しに背負ってみた。 上下ニ気室に見えたボディバッグは実は可動式の仕切り1枚で分けられていただけで中で繋がっていた。 カメラの重みで簡単に仕切りを越えて、 「まあテストだから上のファスナーだけ閉めればいいだろ」と思った私の慢心を嘲笑うかのように下から飛び出したM-1は1mほど落下した。 被害はあまりに甚大。 総生産数1200本とも言われるMシステムの55mmF1.2は中玉が欠け、 新品を見つけて買ったMシステム時代の専用レンズフードはネジが折れ、 オーバーホールして半年のボディは露出計がイカれてしまった。 さめざめと泣いて暫く無気力となっていたのだが、改めてこの「オリンパスM-1」とは何なのかを見ていきたい。 要するに米谷美久という人がデザインしたオリンパスの名機・OM-1の最初期モデルの事だ。 約10ヶ月程の販売後、ドイツのライツ社に「お話」された結果「O」M-1という名前にリネーミングされた。 実は銘が違うだけではなく内部にも細かい違いが多数ある。 気になったら調べてみるといい。 本当に素晴らしいカメラで大のお気に入りなのでそのうち直さなければならない。 「Mシステムじゃないからいらねえ」 という私の慢心しきった口癖をまた言わせてくれ。


